自転車でしか語れねえ


9/30,10/1(水,木)ラオコーン


10/2,3(金,土)パジャント

視野が狭いなあ。もっとこう、ぐるっと抱え込める感じを出せたらいい。
ここ最近の3枚は写真撮ってもピントが会わない。完成して見える描きこみの密度がもう少しほしい!



・2日の午前11時から40分間、初めてアトリエを抜け出した。余計な考え事が頭を占めててこのまま描ける気がしなかった。
空が死ぬほど青かった。もう見れないと思ってた青さと眩しさだった。これで雲がひとつもなかったら完璧だった。雲が引かないかと思ってずっと見ていたけど、雲が引いた空はもう眩しくなかった。

・「視野狭窄に陥る」って言葉をずっと忘れていた。初めて知ったのは高2のとき、ピクシブダンガンロンパの二次創作小説を読んでからだった。二次創作のくせにすごくメッセージ性の力強い大長編で、あの時人間のことでもやもやしてた感情の大半にあれが名前をつけてくれた。考えてみればみんなありきたりなことだった。けど、生き死にとかそういう極限状態を持ち出してあんなにオーバーに言ってくれるまで私には分からなかった。
なんというか、漫画でも芸術でも何でも、表現ってそのためにあるんだろうか。一番大切でありきたりな事実に辿り着くための遠回り。それに個人個人で程度の差があるだけなのかもしれない。

叫ばれるべきことはいつだって、結果的には一番大切でありきたりなことであるべきだ。感情は不安定なものだけど、惑わされて大切なことを見失っちゃいけない。見方を間違ってもいけない。
私にとってそれを教えてくれるのは絵だった。別に絵である必要はなかった。だから絵なんてそんなもんだろうと思う。
ただ、そういう存在一つ持っている人を見るのはすごく幸せだ。